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大前太美雄の、使いやすい歯科医院用製品案内
使いやすいユニット プロスタイル・コンパクト 8年間の使用感

プロスタイル・コンパクト(白水貿易) 8年間の使用感
(現在はマイナーチェンジして、プランメカ・コンパクトiになっていますが、
基本性能は継承しています)

大前歯科医院 院長 大前太美雄
利点
自由にコンポーネントを組み替え可能
これが最もこのユニットを購入するメリット。

私もデンタルショーに行くたびに、同様の機構は他のユニットにないかと調べてまわったのですが、私はまだこのプロスタイル・コンパクトと同じ機構のユニットに出会ったことはありません。

この機能は本当に便利というより、何百万円もの節約にもなります。

どうしてかというと、カップリングを付ければ、他のメーカーのハンドピース等が使え、それが自由にどのチェアーでも使用出来るのですから。

この機構がないから、カボをつかいたいから、カボを使用する為のユニットを決めて、ホースから変えてユニットをお金をかけて改造したりするかと思うのですが、
「この○○を使いたいなら、このユニットで○○を使えるようにしよう。」
が必要ないのです。

また、この機構を使えば、タービンをチェアーに4本付けることも可能ですし、タービン2本とコントラ1本と5倍速コントラ1本という具合に、その患者さまの診療あるいは予防のメニューによってインスツルメントを組み替えれるのです。

これは本当に便利ですよ。

ちなみに組み替えるのは、ものの30秒もかかりません。

コンソール正面です。
コンソール背面です。
アップにしました。

この後ろから見て左から3番目のコンポーネントを左端に移動してみましょう。

ここがネジになってます。
回すと、
外せます。
インスツルメントアームを、
引っ張って外します。
付けたい場所にインスツルメントアームを差し込みます。
穴をきちっと合わせて、
ネジを回して固定し、移動完了。
コントラの位置を変えることができました。
所要時間15秒。
もちろん、他のユニットにも移動可能です。
タービン2本、コントラ2本というパターンにしてみました。
このパターン以外にも、シリンジ以外はインスツルメントの増設あるいは取り外し・移動などが可能なので、自由に組み替えることができます。
光重合器も従来品を移動させるよりはるかに楽
コードレスならいいのですが、コードレスで心配なのは電池切れ。
かといってコード付きはコンセントのコードと、照射部のコードとあり、移動が結構たいへんなんですね。
専用カートはそれ自体を置く場所があるし。

しかしプロスタイル・コンパクトなら、光重合器自体も一つのインスツルメントですので、取り外し、そして移動が本当に簡単。
隣のチェアーに付け替えるのに30秒かからないでしょうね。
そして、使わないときはそのまま付けておけばいいのですから、置く場所もとらずに本当に便利。

開業当初はチェアー3台に対し、光重合器はこれ1台でした。
(他に買いたいものもありますしね、各チェアーに1台づつはまずいらないでしょう。)

カップリングを変えれば専用チェアーにする必要がない
私は、根管治療の際にジロマチックを使うのですが、カップリングさえ変えれば、そのホースごと他のチェアーに持って行けばいいわけです。

私の場合、根管治療はどこのチェアーでも行えますが、その際、行く先々のチェアーが衛生士の手によってインスツルメントが組み替えられ、根管治療・大前スペシャルになっているわけです。

本当に治療がしやすいです。

ノーマルのカップリングを、
外します。
他社のカップリングに変えます。
そうすると、インスツルメントが使えます。
大前スペシャルです。
スプラソンが内蔵出来る
私が歯科医師になり立ての頃は「超音波スケーラーといえば、オドントソン」という感じもあったのですが、現在は「超音波スケーラーといえば、スプラソン・P-max」という感じがするのは私だけでしょうか。

衛生士雑誌を眺めていると、症例報告でもスプラソンが使われていますし、また衛生士セミナーでもよくスプラソンが使われていますね。
そういえば、衛生士さんの採用の面接の時に「超音波スケーラーは何をお使いですか?」と質問されたので、「スプラソンです」というと、「えー一度使ってみたかたんです。」とそんな会話もありましたね。

このスプラソン、大前歯科医院には4台あるのですが、そのうち2台はユニットに組み込んであり、いつでもすぐに使える様にしています。
残りの2台は外部注水を行うためにデスクトップタイプなんです。
すぐにスプラソンが使えるというのも、結構便利ですよ。

フットペダルが楽
フットペダルが横にスライドをするタイプなのですが、正直最初はコントロールがしにくくて・・・しかし、慣れてしまえば本当に楽です。

なぜなら当たり前ですが「踏まなくていい」ですから。

結構、踏むタイプのフットペダルは、踏み込むのが重たいものが多いですよね。

多分間違って踏んだときの安全のためだと思うのですが、踏み続けるのがけっこう変な姿勢を強いられる事が多かった記憶があります。

治療中、直視で術部を見たい場合があるのですが、普通に中腰になって見れますから、重宝しています。

それにこのフットペダルは、マルチファンクションと言っていいくらいの機能があります。

書き出すと本当に大変なくらいなので、現物のユニットで確認して楽しんでください。

清掃が楽
診療後の清掃、カバーを開けてゴミを「ポン」、スピットン「ゴシゴシ」、バキュームに「ガー」とクリーナーを吸わせて、コントラ関係に注油して・・・それらが本当に楽にできるように考えてあるんです。

衛生士さんを早く帰してあげられることも、ユニットの大切な「機能」ですよね。

あとあらゆる場所の拭き掃除が、本当に楽なんです。
段差がないというか、継ぎ目がないというか。

それにチェアーのベースがないので、掃除機をかけるのが本当に楽です。

患者さまが水をこぼしたり、そんなときもサーと拭くだけ。
掃除が楽なユニットは「清潔なユニット」といえるでしょう。

本体後ろのカバー(スピットンドア)を開けます。
上にキャップがあります。
キャップを引いて、小さな籠を洗浄します。
故障が少ない
これって大切な事じゃないですか。
この8年間、故障でユニットが使えないということは、数えるほどしかありません。
それも、ほとんどはその場で白水貿易・大阪営業所の瀬沼さん(とっても親切)がササーっと修理してくれる程度で、修理代も申し訳ないほど安いのがほとんどです。

私も勤務医時代に他のメーカーのユニットを使用していましたが、来るたびに高い出張基本料を請求していましたし、その翌日同じユニットが調子が悪くて再度サービスマンを呼ぶと「昨日と関係のない場所が壊れています」と再度出張基本料プラス・・・。
常識を疑いますよね。業界大手の○○○さん。
そのメーカーはしょっちゅう壊れて使えないときが多かったですね。

機械だから壊れることもあるのは問題にしないのですが、ユーザーとしては、壊れたときの会社の対応ですよね。
白水貿易はその点しっかりしていますよね。

オーバーアーム(ドリオットアーム)のため、タービン・コントラを落とさない
勤務医時代、何回かタービンをホルダーにかけ損ない、細いバーがぐにゃっと。
バーならいいですが、20万からするタービンが壊れたら大変ですよ。

それに床を引きずるホースのホコリや汚れが、どうしても私には気になって。
ハンギングタイプとかモービルカートタイプはではなく、自分でユニットを買うときは、オーバーアーム(ドリオットアーム)にしようと決めていたのです。

8年前、ユニット選定の際、何社かオーバーアームのチェアーを見たのですが、どうも具合が悪い感じが。

それは、この白水貿易のプロスタイル・コンパクトを実際に触れば解決しました。

どういえばいいのか難しいですが、各インスツルメントのホースを支えている棒が、ほどよく横方向に曲がるんです。
それで、「引っ張られ感がない」んです。自然なんです。

他社のオーバーアームはどうも、ハンドピースに変な力が入って、自由に動かせそうにないというか。
なかなか表現が難しいですし、好みもあるかも知れませんが。

今、はっきり言えるのは、「この白水貿易のプロスタイル・コンパクトの、それもオーバーアーム(ドリオットアーム)で良かった」ということです。

患者さまが眠るほどシートが気持ちいい
大前歯科医院は、自由診療で行っておりますので、完全予約で患者さまをユニットでお待たせすることはないのですが、以前保険診療をしていたときに、少し患者さまをユニットでお待ち頂く(時間調整)ということありますよね、数分間。
そうすると、もう眠っている。患者さまが。グーグーと。

本当に多くの患者さまが「座り心地いいですね〜」と、8年たった今でもお褒め頂きます。
本当に座り心地、寝こごちがいいのか、一度試してみようと思って、ユニットに横になってみたことがあります。
負けました。1時間ほどグッスリ寝てしまいました。

患者さまがなるほど治療中も眠るわけです。

いろいろなパーツが滅菌可能
大前歯科では、患者さまごとにできるかぎり清潔にしようとシステムを組んでおりますが、滅菌可能な取り外し可能のパーツが多いというのも非常に助かります。

1人の患者さまが終わられた後のユニットの清掃が、短時間で完了するからです。
(もちろんその後クリーンコーナーでゴシゴシと洗い、滅菌するのですが・・・)

なるほど!という場所が、あちこち外せます。

見た目にチェアーベース部分がないのでスマート
実は私も、実物のユニットを見て一目惚れしたんです。

「美しい」。

なんともいい感じの曲線。
そして、座面の下の部分にチェアーベースがない、広々とした空間。

8年たった今もデザイン的には全く古さはないどころか、あと10年はデザイン的にイケルと思っています。

狭い診療所で有効スペースが稼げる
私が保険診療を行っていた時代は、医院は10坪でした。
このスペースに待合室、受付、レントゲン室(パノラマとデンタル)と患者さま用のお手洗い、そしてユニットを3台。
3台も置けたんです。

その秘密は、このユニットのネーミングにもある「コンパクト」につきると思います。
設置に必要な面積が本当に小さい。
そして、これはあまり白水貿易さん泣かせなので、公表していいか迷いますが、壁から20センチの位置に設置が可能なんです。

思いっきり壁に寄せてユニットを設置出来るので、狭い診療所でもデットスペースが少ない。
「日本一壁に寄っているユニット」と白水貿易さんに言われていましたが、これは35坪の診療所でも有効スペースが増えますので大きなメリットでしょう。

なぜなら、デットスペース分の家賃も払わないといけないのですから・・・。


現在の医院では、壁との隙間は40センチです。
3wayではなく、6wayである
これは結構便利ですね。

シリンジの根本が回転するようになっていて、ランプがついていると温水が出るのです。

温水だけではなくて温風、そして温水のスプレー。
これで、6way。

この温水、気休めと思ったら大間違い。
実は私もその効果を疑っていたのですが、紙コップにシリンジから温水を出して半分ほどためて、うがいをするまでもなくその紙コップを持っただけで「暖かい!」

もちろんうがいをすれば予想以上の暖かさに感激。
これも標準装備なんですよね。

バキュームが止められる
バキュームの持つところが少し曲がり、通常のバキューム操作の時には吸い、この曲がりをまっすぐにすると吸わなくなるのです。

結構慣れると、この手のひらの感覚でバキュームの吸う量をコントロールできようで便利だそうです。(衛生士曰く)

例えば、クラウンを除去した時にバキュームでその除去した冠を吸い、お口の外でまっすぐにするとバキュームチップから吸い込んだ冠がポロッと。

排唾管の部分の吸い込み量をコントロール出来る(止めることもできる)
排唾管にも丁寧にスロットルがついていて、吸い込みの量が加減出来るんです。

あまり排唾管を強力に吸い過ぎると、患者さまのお口がからからに乾いて痛くなったりしますよね。

だから、調節出来ると重宝するんです。

それと、第2のバキュームとしても活躍します。

一人で治療や予防処置をするときにそれぞれが良い位置に来る
ドクターでも一人で治療を進めていく場合があると思うのですが、そんなときドリオットアームについているインスツルメント類を、丁度患者さまの胸のあたりに、そしてバキューム類のついているブラケットを術者側にひっぱると、姿勢を大きく変えることがなく一人で治療を進められます。

当然衛生士業務なども、一人で無理なくできます。

確かユニットのカタログにも、一人でも治療ができると書いてあったような・・・一人でできます。

モービルキャビネットを置くスペースが十分ある
同じプロスタイル・コンパクトでもモービルカート式ではなく、私はオーバーアームのホースが上についているタイプのドリオットアームをお勧めします。

なぜなら、ドクター側に例えばオペの道具をカートに並べ置いたり、笑気ガスの装置を置いたり、レーザーを置いたり、いろいろ置くものがあると思うのですが、こんな時非常に便利。

なぜなら上に書いたものが全て置けるのですから。
有効床面積が広いというのは本当に大きなメリットですね。

ライトの光量がスイッチで変えれる
ライトの光量が簡単に変えられるのです。

このような機能は多分他社でもあると思うのですが、ライトのスイッチを押しっぱなしにするとだんだん暗くなり、再度押しっぱなしにするとだんだん明るくなる。

おまけに、光重合器をちょっと引っ張るとライトが暗くなり、無影灯でレジンが固まるのを防いでくれる。

気配りが効いた設定ですね。

あらゆる設定が簡単に変えることができる
もう本当に、設定が自分で簡単にいろいろ変えることができるのです。
それも高級車のように、4人分だったでしょうか、プリセットできるんです。

どんな設定ができるかは、白水貿易にお問い合わせください。

不便なところ
自動給水ではない
これって、不便なのかどうか・・・すでに慣れてしまっていますし、あえて不便と言えば、設定で例えば7秒水を出すとすると、水があふれようが7秒きっちり出ますので。
ちなみに私の場合は、コップに半分くらいしか水がたまらないように、秒数を設定しています。
しかし、うがいのためにバックレストを上げるとき、自動で水が出るモードもあるし、そのモードを使えばバックレストをおこす直前の位置に戻ってくれるし。
特に不便ではないか。
ヘッドレストの可変が少し制限される
なんだかフリーに調節はできない感じですね。
3つの関節で位置を合わすというか・・・
チェアーの上下、バックレストの動く速度が変えられない
これは設定で変えられないみたいですね。
ゆっくり優雅にユニットをおこしたり倒したり。一定の速度でしか無理ということでした。
「これはモーターとギアの関係で無理」と白水貿易さんに説明されました。

おわりに
コストパフォーマンスがいい
このユニットは標準でいろいろなものがついているので、通常の診療であればオプションは光重合器くらいでしょう。
材料屋さんに見積もりを取って頂いたらわかるのですが、装備の割にかなりお得感があります。

私もユニット選びをしましたが、選ぶまでもなくプロスタイル・コンパクトのコストパフォーマンスに驚き、即決してしまいました。
しかし、現在本当にこのユニットでよかったなと思っています。

昨年医院移転の際にユニットを2台追加したのですが、もちろん今回も迷わずプロスタイル・コンパクトにしました。
初期型より機能の追加や使い勝手の向上が見られ、ユーザーの意見を取り入れた正常進化をマイナーチェンジで行っているということにメーカーに対する信頼感を覚えました。

現在さらに進化したバージョンがリリースされているということで、「このユニットを購入し使える先生は恵まれているなあ」と、本当にそう思います。

2004.12.18 大前太美雄

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